アクシデント

火傷の跡

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炒め物を作ろうとフライパンに油を敷き温めていたときである。

フライパンを持ち上げたとき、別の方法に目を向けてしまったようで、
自身の太ももにかけてしまったのである。

季節は、梅雨であったので、直ぐに冷水をかけ続けるが…
火脹れができ、それが破れて、痛みがじわじわと続く状況であった。

時間は、夜9時をまわっていて、お医者さんに行くことはできず。
その日は、食事もろくにとらず、寝ることにした。
火傷の場所が、股間近くで、恥ずかしさより、この状況が情けなく感じた。
(このような火傷自体が、生まれて初めてであったのである)

翌日、出勤し、会社近くの皮膚科に行くことにした。
とにかく、治療を優先するよう。自分に言い聞かせ、病院に到着。
5~6人の患者さんの後、自分が呼ばれる。

状況を説明後、対処をしていただいたのは、看護婦さん。
右足の太ももから膝にかけて、消毒し化膿止めクリームをぬりガーゼをテープで止めてもらう。
(若い、看護婦さんの時もあり、ドキドキしてしまうことも…)

1~2週で、治り始めたが、風呂に入れない。暫く、シャワーのみの日々が続く。

病院以外に、温泉施設も行くようにした。火傷の治療でなく、仕事のストレスを和らげるネライがあった。

3ヶ月ほど経過したころだろうか、お医者さんから「随分きれいになってますね」と言われたのである。

火傷の跡が、ほとんど残って無かったのである。

温泉の効能に、記述ありませんが、火傷の跡をなくす力もあることを知った次第です。

素材ラボのイラスト使用

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