東海道新幹線で、13年ぶりに新型車両の運行開始が発表されました。
・騒音や振動が低減され、乗り心地が向上
・自立走行が可能なリチウム電池を搭載
・グリーン車のみだったWifi利用が普通車も可能に
・全座席にACコンセントを設置
いいことばかりの内容ですが、今回の改修は緊急時の対応はしているのでしょうか・・・
2015年(平成27年)6月30日。男性が焼身自殺を図り、新幹線で初めての列車火災事故がありました。
この時、巻き添えとなったとみられる乗客も1名いました。
火災発生で熱や煙を感知すると、電源供給が停止し、連結部の自動ドアは開閉しない認識です。
恐らく、ドアまでたどり着くも、力尽きて1号車内の後方で倒れていたと推測します。
この事件で、亡くなられた方のお悔やみを申し上げます。
一方で運転士は、車内に備え付けの消火器で消し止めた。とあるので、運転席から1号車に入るドアは、自動で開いたと思われます。
新幹線に限らず、特急列車は、座席まで2ヵ所の自動ドアを通過します。
①停車時のみ稼働する乗降用自動ドア。(ホームと車両の出入りで利用します)
②走行中に別車両へ移動で利用する自動ドア。(WCやゴミ捨てで利用します)
①のドアコックは、直ぐに確認できるでしょう
②のドアコックまで、把握している方は数少ないでしょう。
新型車両に搭載のリチウム電池は、発火性の高い危険物であることを認識すべきです。
されど、火災等の緊急時にパニックを起こせば、安全な退避行動は難しいのでは…
把握する程度にして、緊急事態は発生しないと思っていた方が良いでしょう。